枯れた才能の水平思考

一寸綺麗なチラシの裏を ここにまとめておいておく

30代になって悟ったこと10+1個

 
30代になってn年が過ぎた。
変わったといえば変わった気もするし、時間がたつのが早くなったかと言えば、
そんなことは地球上にいる限りあり得ない訳で。
でも、そんな中でも学ばないといけない訳で。
 
  • ある程度身の丈を弁えるようになった。
食う量とか服装とか行動とかオナニーの回数とか買い物とか口説く女の子とか
さすがに堀北真希とかアニメキャラとは結婚できない。
ダメなものは駄目。
ちぃ おぼえた。
 
  • 「若いねー」に悲喜こもごも
うれしい・・のか?悲しいまではいかないけど
特に「学生?」と聞かれたときは複雑。
背負うものが全くなさそうに見られているようで、どうなのよ。
 
  • そして若くはない
老けた、とは言いたくないけど、もはや100%中の100%ではない。
ふと気づくと昔を振り返っている。
 
こわいこわい
 
  • 親の背中が小さい
悠悠自適で楽しそうな半面、縮んでいる気は否めない。
なんなら家ごと縮んでいる。
 
  • おっさんの背中はよりでかく
おっさんはえらい。
おっさんはおっさんであるがゆえに偉い。
あと10年経っておっさんになれているか不安だ。
おっさんに順応しすぎるのも不安ではあるが。
 
  • 友人関係が細くなっていくことに抵抗してみる
結婚すると何かと疎遠になりがち
抵抗してみる。
若さが離れていくみたいだから。
 
  • 仕事はできて当たり前
仕事で失敗して頭を下げまくるような経験は幸運にして無いけれど、
仕事をフツーにこなしても特に誉められない。
社交辞令に近い「ありがとう」はあるけど。
偉くなればなるほど本当の仕事の出来は分からなくなるようだ。
頼れるのは自己評価だけ。
 
  • 子供のころのイメージとは合わない
そしてよく考えれば、自分の周りの30代の人間なんてのは自分の親以外には若い先生くらいしかいなかったことに気付く。
あのころの30代のイメージは今思えば、薄い。
パチ屋にいる30代後半独身(男女問わず)を見ないだけでも、子供の情操教育上良い気がする。
これマジ暴言。
 
  • 熱中出来ない
無駄なことに時間を使うことが恐ろしくなってきた。
賢く経験を積むのも考え物だと思う。
 
  • 意外と何でもできてしまう
計画を立てさえすれば大体何でもできる。
子供のころ、お金がなくて出来なかったことは特に。
どうにもならないのは仕事関係だけ。
 
  • このゲームの制約条件は逐一変わっていくということ
昔は、お金さえあれば、と思うことが多かった。
でも、気付くと体や時間を言い訳にしてやっていないことは数知れない。
(この文章だってそうだった)
無いものに抗って妥協点を探る、結局その繰り返しなんだろうと気づいた。
ということは人生に飽きてきたようで、実はそうでもないらしい。

ベッキーの本当の「卒論」の話

皆さんは「卒論」書いたことありますか?

民法第764条、戸籍法第76条、第77条を根拠とする公文書を指すスラングであるところの「卒論」ではなく、
一般的な学位認定のための卒論です。
ベッキー以上に今の時期で苦しんでいる学生も多いと思います。

さて、既婚者の「卒論出すまで信じて待ってて」を正直に信じてしまってるベッキーちゃんですが、 彼女の最終学歴……ご存知ですか?

僕が彼女の大学進学を知ったのはテレビでした。
ワイドショーではありません。
バラエティです。
ご存知の方も多い「笑う犬の発見」です。

ベッキーはコント番組「笑う犬」のレギュラーとして、現在にも引き継がれるような、持ち前の天真爛漫さと才能を感じさせるコメディエンヌっぷりを発揮していました。
そんな健康的な明るさの塊のような彼女を見てしょっちゅう僕は勃起していました。

そんなある日彼女から番組終わりに重大発表が!

「A大の推薦入試に合格して、4月からは大学生なんですー」


(もちろん「A大」は仮名です)

ウッチャンやらネプチューンに祝福されるベッキー18歳(確か)

しかし、当時大学生だった僕は少し違和感を感じました。

A大と言えばお世辞にも一流大とは言えない大学であり 名前は知られているものの、学力的にはフツーの大学です。 芸能人が「インテリ系」としての箔をつけるための大学としてはちょっと弱い。 そもそも、推薦ならば芸能人補正があってもおかしくないようなもの。 宣伝にもなるから、合格させておこう……という考えが関係者の頭をよぎって最後のひと押しくらいにはなったかもしれません。

勉強だけはできた僕は思いました。
「正直なところA大学の推薦合格で、
 しかもテレビでわざわざ名前まで出すほどのことかね」と。
思春期の僕に特徴的な器官であるところの特製ベッキーアンテナは少し萎えました
(関係者の方で気分を害されたら申し訳ありません。)

もちろん、共演者に言わされた部分もあります。 しかし、それ以上に彼女の持ち前の明るさが「本当に、心から嬉しかったんだな」と僕に思わせました。


それから月日は流れ、順調に芸能人として階段を登っていく彼女。
女性タレント好感度No.1との声も上がるようになり、
バラエティで見ない日はなくなった彼女。
それでも、僕の中では
「A大合格して、4月からは大学生、キャッホー(はーと)」
の明るさと軽さが頭の片隅にこびりついていました。

そこで発生した今回の騒動。
世間が彼女の笑顔に隠された黒い影を錯視するようになっても、
彼女の流失したLINEのやり取りに
「不倫に溺れる女は皆こうだ」と哀憫の情を掛けていようとも
芸能人として仕事を全うしようとする彼女の姿を
「図太い女だ」と冷めた目で見つめていたとしても、
やっぱり「あ大に推薦合格して、無邪気に喜ぶベッキー」の姿が忘れられません。

幸せな自分が何より大好きな子なんですって。



今回の件で「裏切られた」「黒い」「浅はか」「女の敵」「好感度失墜」「芸能生活の危機」「『センテンススプリング』はいまいち語呂が悪い」とか散々な言われようですが、
僕は芸能人としてのハードルあげすぎじゃない?と思うのです。
目の前の喜びを素直に表面に出せちゃう子だもの。
結婚を焦る年齢になって、結婚したいほど好きな相手がいて、その相手が「今の結婚は虚構だからすぐに君の元に行くよ」と言っていて、障害も見えるけどゴールは見えているんだよ?  あれだけ意志の強い子が世間の逆風ごときで怯むとは思えないですよ。
しょうがないじゃない。
疑えないほど本気だったら。

ひょっとしたら亜大にペーパーで入るには学力が足りなかったのかもしれないベッキー
A大学は無事卒業したようですが、こうなっちゃったら、せめて「卒論」出たらいいね。





文系って卒論必須じゃないところもあるけどね!

(蛇足ですが、僕は特にベッキーのファンとかではありません。 ベッキーでボッキーが言いたかった訳でもありません。)